物日図鑑

2017年12月5日

2月の物日

2月・如月(きさらぎ)、私達は、どのような物日と向きあい、時を過ごしているのでしょうか。旧暦2月は新暦では3月ごろ、寒の戻りがありまだまだ寒く衣を更に着込むことから「きぬさらにき・衣更着」と言われます。

寒さの峠が来る季節ですが、立春を迎え、暦の上では春です。

2月のイベントといえば、節分(2月3日)があり、豆まきをしたり、最近では、 恵方巻きを食べて、 バレンタインデー(2月14日)があり、 針供養(2月8日)、さっぽろ雪まつり(2月上旬)、東京マラソンがあるのも2月です。

節分という習慣は、私達の子供の頃から存在していましたが、恵方巻きはそうではありません。コンビニやスーパーマーケットには、その頃恵方巻きがところ狭しと並び、私達は、嫌でも恵方巻きを食べることを余儀なくされていますが、いかがなものでしょうか。

【恵方巻きのルール】

もともとは関西地方で「福を巻き込む」という意味を込めて巻き寿司を食べる文化が始まったと言われています。

関西にもともとも存在していた文化が、商業的と言ってもいいかもしれませんが、関東にも進出したという感じではないでしょうか。

ただ節分に、恵方巻きを食べるのはいいですが、途中でしゃべると福が逃げると言われていますので注意をしましょう。

恵方巻きを鬼の金棒に見立てて、鬼を追い払うために一気に食べないといけないというルールも存在しているようですが、 それは、ほとんど無理という感じです。

【バレンタインデー(2月14日)】

そして、2月と言えば、節分以上に大事な物日は、バレンタインデー(2月14日)となってしまったようです。

バレンタインデー(2月14日)に大忙しなのは、なんと言っても、お菓子メーカーということは間違いありません。

このようにバレンタインデーが浸透したのも、お菓子メーカーの陰謀という説は依然あり、まんまと戦略に私達はひっかかってしまったのですね。

でも、多くの人たちが、こんな感じで、愛を比較的気楽な感じで告白できる日があってもいいと思っているのではないでしょうか。

しかし、バレンタインデーがどんどん義務化していくことは気になる問題です。お菓子メーカーは、質より量がいいのかもしれませんが。これもお菓子メーカーの陰謀なのでしょうか。

そして、3月ですが、ホワイトデーという日も後付で誕生して、ちょっと迷惑している男性たちもいるかもしれませんが、一番ほくほくしているのは、やっぱりお菓子メーカーということになります。

【針供養(2月8日)】

バレンタインデーのように、大いに盛り上がっているということではありませんが、針供養(2月8日)も忘れてはならない物日ではないでしょうか。

それは、針を休めて、使うことができなくなった針(折れたりしたり、曲がったり、さびたりした針)を供養する日です。

一年を通して、私は針など触ったことがないという人たちは、ちょっと反省しなければならない日かもしれません。

しかし、アパレル産業が発達して、安い価格で服を購入出来る時代になり、針のない生活というのももはや仕方ないのかもしれないですよね。 この日だけは、針と無関係な人たちも、針を称えたいものです。

関西・九州地方では12月8日が、針供養の日とされていますが、関東では2月8日が一般的です。浅草寺の針は豆腐やこんにゃくに刺して供養するようです。懐かしい日、お母さんが、一生懸命夜遅くまでセーターを編んでくれた記憶にも感謝しましょう。