物日図鑑

2017年12月5日

10月の物日

10月・神無月(かんなづき)は、 神様が出雲に集まる月であり、諸国に神様がいなくなる為、神の無い月に対して、神様が集まる出雲では、「神在月(かみありづき)」と言われています。10月にはどのような物日があるのでしょうか。

【衣替え】

10月1日は、衣替え,衣更え,更衣の日とされています。再び、私達は秋を迎え、冬日と向きあうことになります。そろそろ、冬の準備についても考える時ではないでしょうか。

そして今日はコーヒーの日です。 全日本コーヒー協会が1983(昭和58)年に制定したものです。 コーヒー豆の収穫が終って、新しいコーヒー作りが始る時期でもあります。

【まぐろの日】

10日は、 まぐろの日です。 日本鰹鮪漁業協同組合連合会が1986(昭和61)年に制定しました。726(神亀3)年のこの日には、山部赤人が聖武天皇の御供で、明石地方を旅していた時、鮪漁で栄えるこの地方で「しび(鮪)釣ると海人船散動[さわ]き」と歌に詠んだと言われています。まぐろの日は日本最古の和歌集『万葉集』に収められている歌に由来し、それが 後世にまで引き継がれたようです。

回転寿司でも一番の人気ランキングは、サーモンよりもまぐろです。まぐろがいかに昔より、日本人の心を捉えていたか、知る日ではないでしょうか。

まぐろを生で食べるおいしさが広まったのは江戸時代からと言われています。しかし、実際に運送技術もそれほどなく、鮮度のいいまぐろを食べることは、決して容易なことではありませんでした。 江戸時代中期になり、調味料として醤油が普及したことでお寿司屋さんが登場したということです。

まぐろを醤油に漬けたものをタネに握ったヅケが、ここで大変人気になります。

【ハロウィン】

10月の物日として決して見落とすことができない日本のイベントとなったのが、ハロウィンです。まさに、クリスマス程度の盛り上がりをいつの間にか持つようになりましたよね。

ハロウィンは、カトリックの諸聖人の日 ( 11月1日 ) の前夜である10 月 31 日に行われる祭りです。もともとは、秋の収穫を祝って、悪霊などを追い出すというごくごく宗教的な意味合いの強い行事なのですが、日本人の方々は、どの程度そのことを理解しているでしょうか。

ハロウィンでは、カボチャをくり抜いてお化けの顔にし、ジャック・オー・ランタン ( Jack-o’-lantern )を飾り、お化けなどに仮装した子供たちが、お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうよといい、家々を訪ね回ります。

アメリカでは、ハロウィンで、Trick or Treat!と言って、お菓子をねだったりしますが、はっきりとその起源がわかっている訳ではありません。ハロウィンの独特なカボチャは、お守りの意味があります。ハロウィンの日には死霊たちが集まってきますが、カボチャの提灯は霊たちから私達を守ってくれる護衛としての役割を持っています。海外では、日本のお盆のような意味合いもここに託されているのではないでしょうか。